静岡市議会質疑

2020年3月16日(月)静岡市議会 令和2年「総合交通政策特別委員会」

2020年3月16日(月)静岡市議会 令和2年「総合交通政策特別委員会」

【副委員長挨拶】

◯島副委員長 皆様、おはようございます。副委員長を務めさせていただいております自由民主党の島 直也でございます。本日は静岡市の今後の発展に大変重要な会議だと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【質問】
◯島委員 島です。
 今、お話を聞いている中で、このアンケート等にもありましたけど、以前に市議会の中でも、ウーバー等の白タク行為の意見書等を国にも提出をさせていただいて、やはり利用者の安全、そして利便性の向上といったところを今後も進めていかなければいけないと思っています。
 そんな中で、今回のアンケートを見ると、人数が少なかったというところもあって、いいところが多く出て、悪いところが少ないというような感じだったんですけれども、実際は、やはりこの支払い方法の多様性であるとか、利便性の向上といったところがもっと重要になってくると思うんです。料金を安くすれば乗るものなのか。とはいっても、運転手の給与等々の維持を図っていくためにも、静鉄さんは、先ほど地域貢献ということで、人が移動すれば経済が活性化するので、そこの貢献になればとは言われていたものの、やはり経営を圧迫して静鉄さんが倒れてしまっては困りますので、そういったところも含めて、今後、そもそも2つちょっと質問したいんですけど、今、この移動に使われている市内の金額がどれぐらいなのか。それを、例えば70万人市民が一月5,000円で、全員使ってくれれば35億円になる、それが年間で420億円というような、その規模を目指すのかと、何か今後の目標額みたいなところを1つ教えてもらいたいのと、今後、やはり静鉄さん、そしてバス、タクシー、行く行くはJR等も含めて市内を定額で移動ができる。たしかヘルシンキも幾つか選択肢がありながら、プランが、月額プランみたいなのがあったと思うんですけど、やはり定期券を持ってきてみたいな、乗り放題のものを持っていると、ああ、今日もどこへ行こうとかという、やっぱり移動につながると思うんですけど、その辺のところの展望だけ教えてもらえればなと思うんですけど。
◯安本交通政策課長 まず、公共交通をどのぐらい利用されているのかというのは、自主運行とかそういったのも、山のほうの井川とか、ああいうのも含めたら4億円を超える補助ですよね。補助額としては4億円強の補助額を持って運行をしてくださっているというとこでございます。赤字路線、黒字路線がありますけれども、静岡市がやっているのはそういうものです。
 それから、先ほど来、定額の話があったかと思うんですけど、いわゆるサブスクリプションみたいな、もちろんバスが運行されていない、昼間の運行が、極めて人が乗っていない、乗車されていない運行時間であったり、大変言いにくいんですけども、例えば目的が高齢者であったり、そういうふうに限定されちゃうと、我々交通政策課としては非常に言いにくい部分がありますけども、市民、広く一般というところで、少なからずMaaSというものを使ってサブスクリプションというのは非常に有効になってくるのかなと。いわゆる料金定額制というのは。
 乗換えのそういったものも含めて、乗換え、乗り継ぎも含めれば非常に便利になってきて、非常に分かりやすい、見えやすいシステムなのかなと思いますけども、そこについては、本当にコンソーシアムの中で、今後いろいろ議論が必要になってくるのかなと。先ほどのデータというのも含めて議論をした上での定額というものになってくると思うんですけども、イメージは、もちろん今、静岡市としてもしています。そういったデータのやり取り、コンソーシアムのやり取りを経て、そういう方向に議論を深めていきたいなというふうに考えてございます。
◯島委員 ありがとうございます。
 私なんか、用宗というか石部、もう本当に静岡市の西の外れに住んでいるんですけれども、うちからだとやっぱりJRが中心になるんですが、用宗駅まで歩くと10分ぐらいかかって、1.1キロぐらいあって、高齢者だとそこまで行けないという方が多くて、スーパーに買物に行くのも大変だという方ももちろんいらっしゃる。それが、用宗というのは利便性がいいという、利便性というか、公共交通機関が発達していると言われているところでも、そういう声もありますので、逆にそういったところに、こういったタクシーの乗り合いみたいなものがあれば、より皆さん、お買物に利用される方も多くなると思います。
 今、補助金ベースのお話をいただいたんですけど、今の市全体の、今の運輸業というか輸送業の中でどれぐらいの規模があって、これをやったことによって縮小してしまうと困るので、要はそれを1.5倍、2倍に増やしていけるような取り組みにつながればと思っているので、ぜひそういったいろんな地域を見ながら、今回、まちなかだけで乗り合いのタクシーをやられましたけど、逆にそういった、静鉄さんの鉄道がないところになってしまうかもしれないんですが、そういったところで社会実験をしていただけると、バスまでタクシーで行きたいとかというところにつながっていくと思うので、ぜひもう一度、今後も場所を広げて、いろいろと実証実験をやっていただいて、後ろを振り返ってもしようがないので、前を向いてみんなで一生懸命やっていくべき案件だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。