静岡市議会質疑

令和3年3月5日(金) 静岡市議会2月定例会 都市建設委員会2日目【建設局】

静岡市議会2月定例会 都市建設委員会 2日目【建設局】

■補正予算・その他議案≪意見・要望≫

自民党です。

昨日審査を行った内容を含め、議案第1号中所管分及び議案第20号、他2議案について、いずれも賛成いたします。

続いて、意見・要望です。

1.設計情報共有システム整備事業について
 設計情報共有システムが出来上がる事で、民間事業者がわざわざ役所に出向いて資料を受け取る手間が省け、人との接触を避けコロナ感染症対応も可能になり、職員が資料作成する時間を削減できることで作業効率もアップするという、メリットばかりの整備事業だと思います。もちろん職員から事業者の顔が見えにくくなるという弊害がないわけではありませんので、電話やWEB等を使った相談窓口など相手の顔が見えるような仕組みも検討をしていただければと思います。

2.道路空間利活用社会実験事業(道路新設改良事業)について
呉服町、七間町のハニカムスクエアをはじめ、市内各地の道路空間の利活用を進める事で、街のにぎわい創出、魅力づくりに繋がればと期待しております。一点、ハニカムスクエアも雨の日は濡れてしまって利用ができず、風雨に晒されて汚れてくると使ってくれる方もいなくなってしまうのではと心配をしております。雨除け、日よけの設置や定期的な維持管理なども一緒に進めていただき、温かみのある街づくりに繋げていただきたいと思います。

3.道路新設改良事業について
日本平久能山スマートインターチェンジが令和元年9月に開通して以来、山脇大谷線の交通量も飛躍的に増加しております。恩田原・片山土地区画整理事業も順調に進み、今後、益々、通行量が増えると想定されます。長い歳月がかかるとの答弁もございましたが、渋滞緩和等、地元の方も大変期待をされていると思いますので、スピード感を持って進めていただきたいと思います。

最後に

4.サイクルツーリズム拠点整備事業について
蒲原は政令市静岡市の東の玄関口であります。蒲原の道の駅整備については自転車を活用した地域振興との事ですが、サイクリストからは静岡市の自転車道は走りにくい。案内看板が少なく道が分かりにくい。と言う声が多数寄せられています。都市局が進める自転車活用推進計画や観光交流文化局の観光誘致等とも連携し、市内全体の自転車走行空間の整備と合わせて、より多くの方が利用してもらえる、魅力ある事業にしていただきたいと要望いたします。

■当初予算・その他議案≪意見・要望≫

自民党です。

昨日審査を行った内容を含め、議案第23号中所管分及び議案第55号、他1議案について、いずれも賛成いたします。

続いて、意見・要望です。

1.繰越明許費について
 令和3年度からの新たな取組みという事で、糟谷局長、向坂部長からも力強いご答弁をいただきました。不測の事態に対しても早急に対応でき、発注の平準化が図れ、ひいては今後の繰越額の削減にも繋がるということで大変期待をしております。しかし、結果ふたを開けてみたら、ただ翌年度への繰越額が増加してしまったという、絵にかいた餅になってしまわないように、建設局をあげて全力で取り組んでいただきたいと思います。

2.街路整備事業について
 日出町高松線の北側は、静岡ガス本社やNHK静岡放送局など、ガス灯が並ぶ大変綺麗な街並みとなっており、南北軸の重要路線として一日も早い開通が望まれています。整備事業自体は順調に進んでいるとのご答弁でしたが、市民の目から見ると、なかなか進捗が見えてきません。地域との交渉などご苦労も多々あるかとは思いますが、市の経済発展にとっては大変重要な路線でありますので、より一層スピード感を持って進めていただきたいと要望いたします。

3.静岡市道路占用料条例の一部改正について
 コロナ禍において道路占有料を改正する事に対して一抹の不安がございましたが、ご答弁では一般家庭への影響はほとんどないとの事でしたので安心をいたしました。今後、改定に伴った事務処理等も発生すると思いますので、トラブルやミスがないように丁寧に進めていただきたいと思います。

4.河川構造物耐震・津波対策事業(河川改修事業)について
 先日、東北で大きな地震が発生しました。皆さんご存知の通り、災害はいつくるとも分かりません。地域の安心・安全を考えると一日も早い完成が望まれます。令和5年度の完成目標とご答弁をいただきましたので、工事に遅れが発生する事がないように、計画的に進めていただきたいと思います。

5.急傾斜地崩壊対策事業について
 昨年2月定例会で自民党の福地議員が質問をさせていただき、補助対象が拡大されたとの事で大変喜ばしく思っているところではあります。しかし、補助率をお聞きしたところ、1/2だという事でしたので、個人の方が対策を施すには金額も大きく、まだまだハードルが高いのではないかと感じております。急傾斜地については県の事業の順番待ちをされている地域もたくさんあります。静岡市の大半は山林が占めているため、予算確保も難しいとは思いますが、他の自治体の事例なども参考にして、対象者の拡大やより利用しやすい事業となるように今後も検討を進め改善を図っていただきたいと思います。

6.道路新設改良事業について
 山脇大谷線と同じく、新東名の開通によって交通量が飛躍的に増加をしております。用地取得など所有者との交渉など事業を進めるにあたってはご苦労もあるかとは思いますが、一日も早く事業が完成するよう取りくんでいただきたいと思います。

 今回、質問はいたしませんでしたが、これまでの委員会でも橋りょう整備事業について、耐震補強や補修が完了した橋りょうに対して、耐震補強、補修済みのシールを橋の欄干に貼ってはどうか要望をさせていただいてきました。市民の方からも「この橋は地震が来ても大丈夫?」という声をよくお聞きします。せっかく多額の予算を投じて整備を行っている事業ですので、市民の目に見え、安心して利用していただけるのが一番だと思いますので、前向きにご検討をいただきたいと要望します。

最後に

この3月を持って退職をされる職員の皆様には、これまで市政への発展に多大なるご尽力をいただき、自民党を代表して心から感謝を申し上げます。長い間、本当にお疲れ様でした。退職された後の皆様のますますの御活躍をお祈り申し上げるとともに、今後も引き続き市政発展のために御尽力いただきますことを、改めてお願い申し上げます。