静岡市議会質疑

令和3年3月4日(木) 静岡市議会2月定例会 都市建設委員会1日目【都市局】

令和3年3月4日(木) 静岡市議会2月定例会都市建設委員会1日目【都市局】

■補正予算・その他議案≪意見・要望≫

自民党です。
議案第1号中所管分を除いた、議案第3号、他2議案について、いずれも賛成いたします。

続いて、意見・要望です。

1.バス路線維持費助成について
過去に地域公共交通事業継続運行支援事業でも要望させていただきましたが、バス路線は市民の生活の根幹であります。引き続き公共交通の持続性や利便性向上に向けてご尽力いただきたいと思います。

2.公園整備事業の国の補正に伴う国庫補助事業の増額について
新型コロナ感染症の拡大によりこれまでの生活が一変しています。感染への不安から屋内での生活が増加する中、公園など屋外で身も心もリフレッシュをしてもらおう!と言う視点は大変重要であります。ぜひ力を入れて進めていただきたいと思います。
また日本平の公園整備についてはポストコロナの観光戦略として観光局がライトアップなども進められているとの事ですので、連携をして整備を進めていただきたいと思います。

3.公園整備事業費(市単)の八幡山公園他1件について
全国で頻発する豪雨災害で土砂災害等が発生しておりますので、皆さんが安心して生活できる環境の整備を進めていただきたいと思います。

4.木造住宅耐震事業費助成について
予算を余らせて災害時に被害が出ても意味がありません。助成率を上げる等、所有者の負担を軽減し、耐震を進めていただきたいと思います。

5.駐車場事業会計について
これまでの委員会の中でも意見・要望を述べさせていただいておりますが、利用を増やすためには立地面や駐車料など多くの要素がございます。一方で、市役所の地下駐車場は連日混雑していると館内放送で案内がございます。エキパにとめて歩いてくるには距離がありますが、空車にするくらいなら、市役所の利用で長時間無料になるなど、新たなサービスで街中への滞在時間を増やすなど、コロナ禍だからこそ、市内の経済効果との連携を考える施策も考えられると思います。

■当初予算・その他議案≪意見・要望≫

自民党です。
議案第23号中所管分を除いた、議案第25号、他6議案について、いずれも賛成いたします。

1.静岡都心地区まちなかウォーカブル推進事業について
「歩きやすい、歩きたくなる街中」とご答弁をいただきました。近年、中心市街地の空き店舗が増加しており、新型コロナの影響で歯止めがかからない状況となっています。この事業をきっかけに官民連携で街中の賑わいを創出し、多くの人が行き交い、空き店舗がなくなるように全力で取り組んでいただきたいと思います。

2.自転車活用推進計画推進事業について
コロナ禍でウーバーイーツなどの宅配サービスの需要拡大などによって、自転車事故が増加しております。子ども達への自転車安全教育はもちろんの事、学生や成人への啓発も重要だと思います。静岡市全体で自転車の交通ルールを守る気運を醸成できるように進めていただきたいと思います。
また、質問はしませんでしたが、シェアサイクル事業について、中心市街地だけでなく、郊外での設置が強く望まれています。特に名所や観光地などが点在する地域では、回遊する足として期待をされておりますので、来年度の実施エリア拡大を強く要望させていただきます。

3.公共交通幹線軸の運行再編事業について
補正の際にも要望をさせていただきましたが、バス路線は市民の生活の根幹となる大変重要な移動手段であります。静岡型MaaSと合わせて、市民が利用しやすい公共交通網の検討を進めていただきたいと思います。

4.静岡駅南口駅前広場再整備事業について
官地が限られているため、官民の連携が必須との事でした。ここ数十年で駅の北口はびっくりするほどの変貌を遂げてまいりましたが、南口は昭和のまま取り残されているようにも感じます。ポストコロナ時代の政令市静岡市の顔となる南口になるように、スピード感を持って、全力で再整備を進めていただきたいと要望いたします。

5.鯨ヶ池周辺地区保全活用検討調査業務について
私も若い頃は鯨ヶ池によく釣りに行きましたが、つれない池、水が汚く何か出てきそう。と言うイメージでした。
先日、藤枝の蓮華寺池公園を訪問したところ、子どもから高齢者まで大変多くの方で賑わっておりました。無料の大きな駐車場が完備されていたり、スターバックスなどの飲食店が併設されていたりと、散歩だけでなく、体力作りなどで利用されている方や、市外からの利用者も多く見受けられました。
新東名も開通し市外からのアクセスも良い場所でありますので、多くの方が訪れる、そんな魅力ある場所に生まれ変わる事を大きく期待しています。

6.公園整備事業について
望月委員の質問の中でも指摘がございましたが、金属遊具の寿命が36年と聞いて、何世代も大切に使わなければならないと感じたところですが、長く使うためにはやはり定期的なメンテナンスが必要不可欠となります。他の公園の遊具も点検、メンテナンスを定期的に施していただき、長寿命化を図っていただきたいと思います。
また、これまでの委員会でも意見・要望を述べさせていただきましたが、どんなに遊具が綺麗でも、トイレが汚ければ人は寄り付きません。女性からはトイレが汚い公園は利用したくないという事も聞かれますし、全国的には「きれいな公衆トイレで誘客」といった取り組みをされている自治体もございますし、国も日本トイレ大賞などを実施しております。
公園への民間企業の参入も進められておりますので、公園の利用者拡大の新たな施策として、トイレの管理も合わせて提案をいただくなど、利用者をおもてなしするといった視点で検討も進めて頂きたいと思います。

7.要安全確認計画記載建築物耐震事業費助成について
助成対象が31棟あるとの事でした。災害はいつ起こるとも分かりません。先方の都合もあるとは思いますが、一日も早く、補強工事が完了するように計画を持って進めていただきたいと思います。

8.マンション管理適正化推進事業について
マンション管理の難しさについてはいろんなところでお話を聞いております。維持・管理だけに関わらず災害時の対応についても不安の声が聞かれます。
現在、マンション防災マニュアルの作成なども注目されていますので、維持、管理だけでなく、防災に関する面でも、管理組合などを通じてぜひ調査をしていただき、整備を進めていただければと思います。

9.静岡市手数料条例の一部改正について
対象の拡大により年間70件が増加するとの事ですが、コロナ禍での条例改正という事で対応の難しさもあるかと思いますので、ストレスなく移行が出来るように進めて頂きたいと思います。

最後に

今年度を持って退職をされる職員の皆様には、これまでの市政への発展に多大なるご尽力をいただき、自民党を代表して心から感謝を申し上げます。退職された後も、引き続き静岡市政に対して、ご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。